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information -ご挨拶-

Art in Kochi Documentationでは2025年8月の本展に先駆け
Pre展として 香美市の土佐刃物の拠点 hako-hakoにて
土佐和紙・土佐刃物などの高知の伝統工芸とその開拓者たちの歴史と伝承を元に、
土佐七色紙にちなみ、土佐の文化と自然の土地のものから表現 文化の伝統と温故知新からの
アップデートを模索する展示と、本展の音と食と色にまつわる出展作家の作品展示を行います。

2階では、石井葉子 個展 『 妖怪イヌジマ -土佐天正- 』を開催いたします。
七色紙の伝承の養甫尼の兄 長宗我部元親と土佐刃物からの有史から現在へとつながる再構築を試みます。
この個展の開催の構想を契機に、本pre展示の開催へとつながりました。
ご協力をいただいた方々に感謝いたします。

皆様ぜひこの機会に、土佐打刃物の町 香美市土佐山田町と、
土佐打刃物とくらしをたのしくする道具店 hako-hakoにお越しください。




Art nest YOMO と Equivalent では
2023 年『Art in Kochi Documentation ~高知のオルタナティヴアートの変遷とアート共同体の再構築 2000-2023~』を
2024年5月19日には、Art in Kochi One Dayを行いました。

地方都市における固有で独自の文化的多様性のあり方とは。
情報・物流の画一化、人口の都市集中や地域格差などの時代的な変化と流れの中で投げかけられてきたその問いは、
コロナ禍による文化活動の停滞・個人化隔離化等によって、より現実の実感を持って私たちに迫ってきました。

都市型のアートと言われる現代アート。
高知は地方都市でありながらその文化的基盤を形成し継承してきた歴史ある土地でもあります。
その実験的で先鋭的な表現の母胎となり場をつくり出してきたのが、
小規模や個人の単位で自立したアートスペースなどのオルタナティヴによる活動でした。

Art nest YOMO(2019 年~)、Equivalent (2016 年~) も個人の運営拠点として活動を行ってきました。
表現活動は共通の感性や思想から世代ごとに発生しや すい性質を持ち、
その場も関わる個々人の状況によって生み出されては移り変わってきました。

そのような背景から、Art in Kochi Documentationは、
2000 年以降の高知のその記録資料や作品展示からその営みを振り返り、
記録化・言語化の模索を通じて、世代を横断するネットワークや接点の再構築・場の力の可能性を探り、
今また新たに考えていこうとする試みとして行っています。




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