アートパーティるくる 追跡取材その2 伊予道後での活動 「道後芸術温泉」

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アートパーティるくる 追跡取材その2 伊予道後での活動
「道後芸術温泉」


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3月20日道後温泉本館の傍にある道後坊っちゃん広場にて、
アートフェス×アートコンペ「道後芸術温泉」が開催された。
松山春祭り(道後温泉祭り)の日程に合わせての同時開催となっており、
観光客や地域の人々も訪れ、来場者は1000人を超え、
まちが華やかににぎわう1日となった。

アートパーティるくる 追跡取材その2では、
道後芸術温泉のレポートをお送り致します。



 神様も偉人も庶民も入ったという道後の湯の物語をベースに、アートブースを各作家の温泉に見立て、展示販売が行われた。 「松山からセカイのアートシーンをつくるのだ!」という意気込みのアーティストを募り、様々なジャンルから合計14ブース+7つのステージパフォーマンスが集まった。

 温泉(ブース)の開始時の温度は道後温泉の平均温度である46℃となっており、 来場者は一〇〇円で〝焼石〟にみたてられた石を買い、気に入ったブースの温度計に石を投票して温泉の温度を1℃づつ上昇させることができる。 ただし、温度は1時間に1℃下がる設定となっているため、参加アーティスト達はより多くの石を獲得しようと試行錯誤した。
集めた焼石は、17時のイベント終了時には、1石一〇〇円で全額換金され作家達に授与された。
また、この他にも道後の各協力団体や企画関係者・協力者より、様々な賞が与えられ、アーティスト達が良い刺激を受ける機会となった。

 2011年、道後にて、泉よしき氏によるradivcal art center MUTANT(ラディカルアートセンターミュータント)が始まり、伊予道後クリエイティブリゾームの発起人となった。
そのキックオフイベントとして、この度、伊予道後クリエイティブリゾームの理念を体現するイベントを関東圏のアートパーティるくるが企画する運びとなり、今回の開催に至ったという。

 石を温度計に投票したり、絵具を含ませた湯風船を壁に投げたりしながら、鑑賞者自身も参加することのできる多様な試みは、
『アーティストだけでなく市民一人ひとりがクリエイティブな「行為」や「アクション」を引き起こし、かつ、市民一人ひとりを行為主体として、新しい社会を作る』という伊予道後クリエイティブリゾームの理念を取り込み、イベントの仕組みとしてかたちにしたものなのだ。
 さらに、アーティストに与えられた各賞も、地元にまつわる賞品の授与の他、作品の買い上げや、一定期間アトリエや作品展示会場の使用料を無料とするものなど、それ自体によってアートが地元に根付き、次の活動へとつながるように、広がりを持たせた内容が設定されている。

 伊予道後クリエイティブリゾームは、アートプログラムやアーティストインレジ
デンス事業を中心に、まちで大切にされている資産(歴史や建造物など)を生かし、クリエイティブなリゾーム(根っこ)をより深く広く広げ、ひとりひとりの新たな表現や活動、多様な交流を産み出すことを目的とし今後も活動を広げていく予定だという。





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焼石ガチャポン(おみくじ付き)
焼石

この道後芸術温泉では「ただの石」が、価値を持つ。
私たちが普段、何気なく使う「お金」は絶対的に、未来永劫価値のあるものではありません。
よくよく見れば、ただの紙であり、金属化合物です。
温泉温度をあげる「ただの石」は、あなたを応援する絶対的な価値です。
道後芸術温泉終了時、「ただの石」は「お金」に戻ってしまいます。
ただの石は、みんなの100円に戻るでしょうか、それとももっと大きな価値を持つことになるでしょうか?


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温泉(ブース)


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ジャッピー
日本を元気にハッピーに!現代アートではおなじみのジャッピーが京都からかけつけた。

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「大久保通商条約」
江戸から道後まで、各地の先鋭陶芸作家作品を、
現代畳職人が飛脚として石(意志)にサインを得て、通商条約を結び運んだ。

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イヌコマ
巨大玩具?ロボット?東京から参上したイヌコマには多くのお客さんが搭乗して操作した。
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湯風船
お湯風船を壁に投げつけて文字を描こう!との呼びかけに、多くの人が参加。

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すてひじりん
捨て聖と尊称される一遍上人にあやかり、
いらないものでご当地ゆるキャラをライブ制作


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ライブパフォーマンス
工藤冬里(音楽家)・三好直美(ダンサー)・海野貴彦(画家)の三者によるライブパフォーマンス。

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ライブステージ
歌・演劇・踊りなど様々なステージ表現が行われた。
また、出展者による5分のプレゼンテーション大会
も行われ、作家と作品の魅力を伝える場となった。

ライブステージパフォーマンス 
・1組20分×5組
・シンガーソングライター
・ヒップホップダンサー
・フォークシンガー
・BMXライダー ほか
 
 
開催準備の様子
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「 アートの石拾い」3/10
イベントに使用された[焼石]は伊予市 五色浜海水浴場で
伊予道後CreativeRhizomeのメンバーによって採集された。
※石は イベント終了後、主催者側が五色浜海水浴場に返却。


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竹の切り出し
会場で設置された看板などに使用された竹、これも現地道後で採集されたもの。




各賞

【Art.jpn.ch 賞】
 --Art.jpn.ch 6+7月号 表紙とインタビューを掲載 
 戸田泰輔「シナプスの湯」

【ターナー色彩株式会社賞】
 --箱入り絵の具セット 沖本隆文

【町の長屋カフェ賞】
 --1週間無料展示 大久保通商条約 「陶治の湯」

【わにとさい賞】
 --無料展示 篠崎裕美子「ハングリーの湯」

【道後坊ちゃん広場賞】
 --クリスタル贈呈 笑顔工房 山田

【ヒロヤクリエイティブカフェ賞】
 --1週間無料展示 佐々木勇太

【ラディカルアートセンターミュータント賞】
 --アトリエ使用料1カ月無料 藤原丈二

【最高湯温賞】 --るくるより作品買い上げ カラス

【篠原親方賞】 --まりひめ5ケース 会場の皆様
 



各賞詳細と道後での新たな活動については次号に続く...
前回の記事[るくる島黄金伝説のその後]はこちら



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アート・パーティ るくる
2011年8月、高知県「沖の島アートプロジェクトvol.3」にて開催された
ARG「るくる島黄金伝説」に導かれたアーティストを中心として
緩やかに持続する共同体。 
ARG: Alternate Reality Game






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Radical Art Center MUTANT
アーティストinレジデンス、オープン・アトリエ、ギャラリー etc
(地域発信型アーティスト支援事業、障害者アーティスト支援事業)
様々な可能性をもった場として設立された総合ART施設。
 只今、プロジェクトの一つとして 3/2〜5/31の期間中、
誰もが自由に使えるアトリエ「なんなんな」を、
みんなの手で造ろうと呼びかけ、展開中。














松山春祭り(道後温泉祭り)の一部紹介

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伊予の祭りと言えば有名な牛鬼も登場。道後のまちを練り歩く。


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愛媛の郷土菓子のタルトをモチーフにしており、
「〜ナンヨ」という伊予弁で話すご当地キャラクター「タルト人」



掲載紙面

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