一昨年(2009年11月)、ギャラリー立ち上げの際にOPENING取材を行った「沢田マンションギャラリーroom38」(以下 沢マンギャラリー) が運営2年目に入った。沢マンギャラリーは「自主ギャラリー」という形態をとっており、作家同士が集まって出資し運営するという高知県内では他に行われていない視点での活動だ。
現在沢マンギャラリーでは2年目の参加作家を募集中。
本紙では、前号(前編)に引き続き、
沢マンギャラリーでの1年目の活動について、及び、今後の展望などを、対談形式でうかがって行きます。
--(前号から引き続き) 去年の問題点やその改善などはどのようにされて来ていますか?
●岡本:沢マンギャラリーにいるだけでなく少なくとも市内のギャラリーは回るようにしたいけど、まだなかなか出来ていないですね。
杉本さんは東京のギャラリーとのつながりを積極的に作ってきてくれています。
●杉本:「新宿眼科画廊」は、企画展や公募展などに声をかけてもらうこともあり、参加をするようにしています。
高知では、東京を特別視するような話もよく聞きますが、個人それぞれとつながっていれば、そんなに遠いものではないと思います。
何回か東京に行っていれば、好きなギャラリーもわかってくるし。
●岡本:高知のような地方の作家は、都会に対しての憧れや劣等感があるように思います。でも「考え方を変えれば、日本のどこでも同じ条件なんだ」と自分自身も言われたことがあります。
―「今は情報自体は入ってくるのでアンテナを常にはっておくことが必要だ」と言われますね。
●岡本:違う土地に行けば、違う人たちの話を聞けるし、東京だと有名な人がそのあたりにたくさん居る環境です。この土日にも沢田マンションに面白い団体さんがやってきて、作家の人もいました。そういう人が訪れた時に、本人が居なくてもポートフォリオ(作品ファイル)を各作家が作ってギャラリーに置いておくと、その後につながることもあるかもしれないし、英語と日本語の作品ファイルなどにできていればもっと良いと思います。
―英会話を習得するとか他の事に向けてのやる気にもなりますね。
●杉本:ポートフォリオをどうやって作るかというワークショップ(体験講座)をするとか、英語だったらこれはどう書くとか。
●岡本:そういうこともポートフォリオがあればそれを見て話が進むこともあるし、進まない時には何か改善点がつかめるきっかけにもなると思います。
―そのほか今年計画している沢マンギャラリーだからこその活動はありますか?
●岡本:「遠足」と呼んでますが、県外の美術館の展示を皆で見に行きます。1人では行きづらい人も、誰かと一緒なら行きやすいし、普段沢田マンションに住んでいない参加作家でも遠足を機会に交流したら打ち解けるんではないかと思いま す。そういう時に作家同士で話したら他
の見方を知れたり知識もつくし、県外の美術館に今まであまり行っていない人は是非参加してほしいです。
「ワークショップ」については、作家活動につながるワークショップを年内に3回ぐらいはやりたいです。
例えば、公募に出した経験が無いという人向けに、すでに経験した人から話を聞ける機会をと考えています。
「沢マンギャラリー主催のコンペ」をやるのはどう?というアイデアも出ていて、今年の秋か冬に実現できないかと構想中です。大賞者は翌年個展ができるとか。見る人としてはコンペが増えること自体は面白いのではないかと思うし、個展で自分自身の独自の表現をすることも大事だけれど、コンペに出すためにそのコンペや審査員ごとに傾向と対策を考えて作るということ自体は必要なことなので、それを経験する入り口にもつながればと思います。
県内の手近なコンペや公募展に1度2度出して落選して落ち込み過ぎな人が多いようにも思います。そのコンペが自分の作風に合わなかったという場合もあるので、次々違うものに出してみるとか、色んな種類のものがあるということ自体を知ることも必要だと思います。
沢マンギャラリーは料金的には他のギャラリーを借りる時と同じぐらいですが、各作家が場所を通じて集まっている事でヨコのつながりがあり、それで色々なことができる環境があるというのが特徴です。
自主ギャラリーをやり始めて自分たちももっと勉強しないといけないという意識になったし、高知にいてもネット上に出ているものは他県と同じように見ることができます。現代美術作家の活動について勉強する会や、合宿なども面白いかもしれません。
○ 聞き手=plastik/o
▼ 7月〜12月ギャラリー予定開いています。
沢マンギャラリーへの参加は随時受付けています。
県内外で積極的なアート活動をする作家、団体を募集しています。
●登録料 5,000円
●各会員 年1回の個展開催
●ポートフォリオ展の開催
●年会費分割月払い3,500円/月 一括支払42.000円
お問い合わせはこちら
info@sawaman-room38.com

















