NEW bORDER[ニューボーダー]展
8/16(日)ー8/23(日) 定休日なし
県内外在住の作家約8組によるグループ展。
様々な受賞歴を持ち、「美術手帖」などの雑誌にも取り上げられるなど、
気鋭の作家らによる絵画、映像、インスタレーションを展示します。
8/15(土)19時よりオープニングパーティーを行ないます!
出展作家:大木裕之・苅谷昌江・キクプロジェクト・黒川潤
澤崎賢一・高橋耕平・濱田公望・横江孝治 and more!
前回から開始しました、WEB版 Art in Kochiの隔月インタビューコーナー、主催団体のBORDERシリーズ実行委員会、委員長の広松みどりさんと、
副委員長で映像作家の濱田公望さんにお話をうかがいました。
Q1.展覧会タイトルの「NEW bORDER(ニュー・ボーダー)」とは
どういう意味あいなのでしょうか?
●濱田 ーこのシリーズは「BORDER=境界」がテーマになっているので、
そのまま、「新しい境界」という意味。
それと、前回からグループ展になって
「ORDER=命令(というよりかはお願いというニュアンスですが、、、)」
という意味合いも加わりました。
さらにイギリスのバンドの「NEW ORDER」にひっかけてます。
Q2.これまで、高知県立美術館の企画 「NO BORDER」 のタイトルにひっかけて
「YES BORDERあるいはNOW BORDER」、「iNoB Order(イノビ・オーダー)」などの
アート展があり、今回は主催団体 BORDERシリーズ実行委員会での開催という事ですが、
このBORDERシリーズは全体像としてどのような意図で展開されているのでしょうか?
●濱田 ーおっしゃる通り、二年前、ギャラリーファウストで行なった「YES BORDERあるいはNOW BORDER」という、横江と僕の二人展がこのシリーズの始まりです。
これは、当初「NO BORDER3」と同時期にぶつけることで、単純に「NO BORDER3」への人選
漏れ反骨精神、便乗やら売名行為的なとこも正直あったのですが、
時間が経つにつれ真面目に「境界」ってことについて考えた時に、かなり切実なテーマだと気がついて、それをテーマにして毎年開催し今に至るという感じです。
そうはいっても、紛らわしい事にはかわらないので、関係者の方々には申し訳なく思います。
○広松 ―高知は都市圏から地理的にも心理的にも遠く、まるで見えない壁に囲まれているかのように、ひともモノも入って来づらいところにあります。
しかしそれは、スピードを重視するあまり、いびつに均一化の進む現代のなかで、独自の創造性を育
むことのできる貴重な土壌だともいえます。
しかもそれと同時に、よさこい祭りなんかを見ればわかるように、どんなものでも受け入れられる大らかさもあわせ持っています。
「境界」は単なる隔たりではなく、こちら(地方)とあちら(中央)のちがいを際立たせる装置でもあり、両者を繋ぐメディウムにもなると思います。
そんな高知の可能性を信じて、試行錯誤しながらではありますが、高知の美術シーンの活性化に少しでもお役に立てるよう、今後も展開していく予定です。
Q3.今回の「NEW bORDER」とこれまでのBORDERシリーズの関係性はどういうものですか?
●濱田 ー先述した「境界」
2年前と去年、去年と今年でも、大きな変容があります。
去年は地域格差という言葉が使われていましたが、今は世界同時不況と言われています。
世界レベルで不景気なんだから、日本の周縁地域のアートは、椹木野衣さんの言うところの「余剰文化」として切り捨てられなければならないのかという問題に対して、我々は抗わなければなりません。
我々に出来る解決策や糸口を見つけるための手段であり、アップデートしていく過程が、このシリーズです。
iNObの時は、その「境界」という問題に対して、
今直面している新たな「境界」というのは、カフカ的、ポニョ的な、つかみどころないものと思っているので、結局、よく分からないものに対して、よく分からないまま対抗するしか方法がないんじゃないかと思っています。そう考えて密かにモデルにしてるのは、ひろめ市場です。
-- ひろめ市場というのは、高知市中心街にある観光地で、市場的展開の集合型の飲食スポットですよね?
「高知の地域色を出し、中央とは違う新たな切り口で再度解釈しやすく構築して展開する事で、個々を紹介して行く」という点で、プロデュースの視点が共通しているという事でしょうか。
Q4.今回は、県内外在住の作家約8組によるグループ展とのことですが、このメンバーで集まった経緯はどのようなものですか?。
●濱田 ーグループ展形式になった去年のiNO bORDERから、基本的には僕と横江が作家仲間にお願いするというに呼びかけるという形です。前回県内作家だったので、今回は県外作家に。
○広松 ―どの方も「美術手帖」などの美術雑誌に取り上げられたり、全国規模のアートコンペでの受賞歴を持たれたりする実力派揃いです。
それらの作家さんからご紹介いただいて、さらに加わってくださった作家さんも何組かいます。
もしかしたら飛び入り参加のような形でもっと増えるかもしれません!
Q4.絵画・映像・インスタレーションの3つのジャンルで展開されるという事ですが、このジャンルの設定には具体的にはどういった目的があるのでしょうか。
○広松 ―この企画に応えて下さった作家さんが、そういうジャンルだったというだけで、特に意図はしてないです。様々な絵画や映像などが一堂に展示されるので、雑多な印象を受けられるかもしれません。しかし、会場となる蛸蔵は土蔵を改築したオルタナティブスペースです。
1人ないし2人での展示を意図して作られた小さなギャラリーや、公立施設のようなかしこまっ
た場所では決して出来ないような、のびのびとした作品をそれぞれの作家さんがフルに表現して下さると思います。ぜひご期待ください。











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